緑茶の健康効果6選
日常診療で感じる「体に良い理由」を
わかりやすく解説します
こんにちは。元八事ファミリー内科クリニックの浅野です。最近、「普段の飲み物で健康に良いものってありますか?」と聞かれることがよくあります。そんな時、私がよくおすすめしている飲み物の一つが、“緑茶”です。
緑茶は単なる飲み物ではなく、科学的にも健康効果が確かめられている成分がたくさん含まれています。そこで今回のブログでは、「緑茶の優れた健康効果6選」という内容について、わかりやすくお伝えしていきたいと思います。

1. 抗酸化作用で細胞の老化を防ぎ
生活習慣病予防に役立つ
緑茶の代表的な健康効果といえば、やはりカテキンによる強力な抗酸化作用です。抗酸化作用とは、体の中で増えすぎると細胞を傷つけてしまう「活性酸素」を抑える働きのことなんです。
活性酸素が増えると、肌の老化、疲れやすさ、動脈硬化、糖尿病の悪化など、さまざまな不調につながります。日常診療でも、生活習慣病の方の多くに酸化ストレスが高い傾向が見られます。
緑茶を日常的に飲んでいる方は、血圧やコレステロールの数値が安定しやすいケースが、日常臨床でも確認されています。
2. 脂肪燃焼を助け
体重管理のサポートになる
「最近、体重が落ちにくいんです」と相談される方は多いです。そんな方に緑茶はとても相性が良いです。
カテキンとカフェインの組み合わせは、脂肪をエネルギーとして使いやすくしてくれます。特に、散歩や軽い運動の30分前に飲むと脂肪燃焼が高まりやすいんです。
「食事や運動の工夫」と合わせて緑茶の活用を紹介することがありますが、無理なく続けられるのも大きなポイントです。
3. テアニンによるリラックス効果で
ストレス軽減
緑茶には、テアニンというアミノ酸が含まれています。このテアニンには、脳の緊張を和らげてリラックス状態を作る効果があるんです。
中には「寝る前にコーヒーは飲めないけど、緑茶なら落ち着くから飲んでいます」という方もいます。確かにカフェインは含まれていますが、テアニンの作用でリラックス効果が勝つ方も多いです。
ストレスからくる頭痛や寝つきの悪さを訴える方に、生活習慣の一つとして緑茶を取り入れてもらうと、症状が落ち着くかもしれません。
4. 免疫力アップで
風邪・ウイルス対策に役立つ
風邪やインフルエンザが流行する冬の時期には、特に免疫力(体が病気と戦う力)を維持することは本当に大切なことです。
緑茶にはカテキンとビタミンCが含まれ、この2つはウイルスの感染力を弱めたり、体の防御力を高めたりする働きがあるんです。
特に冬場は乾燥するため、喉の防御力が落ちやすいんですが、温かい緑茶を飲むことで喉の湿度が保たれ、バリア機能が高まります。感染症対策として、とても自然で続けやすい方法なんです。
5. 血圧・コレステロールを整え
心血管疾患のリスクを下げる
緑茶は、悪玉コレステロール(LDL)を減らし、血圧を安定させる作用が知られています。これはカテキンの働きによるもので、血管の炎症を抑える効果も期待できるんです。
6. 脳の働きをサポートし、集中力・記憶力アップにも
実は、緑茶に含まれるカフェインとテアニンの組み合わせは、脳の働きをサポートすることがわかっています。カフェインが「シャキッ」とさせ、テアニンが「落ち着き」を作り、バランスよく集中力を高めてくれるんです。
さらにカテキンの抗酸化作用は脳細胞を守る働きがあり、将来的な認知症リスクを下げる可能性も示唆されています。日々の診療でも、認知症予防の生活習慣の一つとして緑茶はとても取り入れやすいと感じています。
緑茶を健康習慣として取り入れるコツ
- 1日2〜3杯を目安に、無理のない範囲で
- 食事中・食後、おやつの時間などに自然に取り入れる
- 寝る前に飲む場合は、少なめ&薄めにする
- 風邪シーズンは「温かい緑茶」を意識する
緑茶は“手軽に始められる最良の健康習慣”です
緑茶は、薬ではありませんが、毎日の体調を支えてくれるとても優れた飲み物です。生活習慣病が気になる方、風邪をひきやすい方、ストレスが多い方、ダイエットをしている方、などに、特におすすめの飲み物になります。
ぜひ、今回紹介した内容を、参考にしてみてください。
記事監修:元八事ファミリー内科クリニック 院長 浅野貴光(呼吸器専門医、医学博士)
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