禁煙で得られる7つのメリット
禁煙で得られる7つのメリット
〜「やめてよかった」と実感する瞬間は
意外と早くやってきます〜
こんにちは。元八事ファミリー内科クリニックの浅野です。
外来で患者さんとお話ししていると、こんな言葉をよく耳にします。
「タバコ、体に悪いのは分かってるんです。でも、今さらやめても意味ありますか?」
正直な気持ちですよね。
長年吸ってきた方ほど、そう感じるのは自然なことです。
でも、これははっきりお伝えできます。
禁煙は、いつ始めても確実に体にプラスです。しかも、その変化は想像よりずっと早く表れることが多いです。
当院では、禁煙外来を行っています。なので、改めて、禁煙の大切さを知っておいてほしいんです。
そこで今回のブログでは、たばこを得られることで期待できるメリットについて、書いてみたいと思います。
① 咳・痰が減り、朝がラクになる
禁煙して最初に実感しやすい変化。それが、咳と痰の減少が多いです。
タバコの煙は、気道(空気の通り道)を常に刺激しています。
その結果、体は防御反応として痰を増やし、咳で外に出そうとするんです。
禁煙すると、この刺激が止まります。
数日〜数週間で「朝の咳が減った」「痰が絡まなくなった」と感じる方が多いですね。
「風邪でもないのに、ずっと咳が出る」
そんな方ほど、変化を実感しやすいポイントです。
② 息切れしにくくなり、階段が怖くなくなる
「駅の階段で息が上がる」
「昔より明らかに体力が落ちた気がする」
この症状は、年齢のせいだけじゃないかもしれません。
喫煙によって、肺の中の酸素交換がうまくいかなくなっているケース、実は多いんです。
禁煙を続けると、肺の機能が(完全とはいかなくても)少し良くなったり、今後の経時的な肺機能の低下を抑える効果が期待できたりします。
これらの効果は、より早く禁煙を始めたほうが、より効果的なんです。
③ 心筋梗塞・脳卒中のリスクが下がる
喫煙は、
・血管を傷つける
・血液をドロドロにする
・血圧を上げる
この3つを同時に引き起こします。つまり、心筋梗塞や脳卒中のリスクを一気に高めるわけなんです。
禁煙すると、1年以内に心血管リスクが低下することが分かっています。5年、10年と続けるほど、その差ははっきりします。
なので、ぜひ禁煙に取り組んでみてほしいんです。
④ がんのリスクが確実に下がる
肺がんだけじゃありません。
喉、食道、胃、膵臓、膀胱…。喫煙は多くのがんと関係しています。
禁煙すると、これらのがんリスクが年単位で下がっていくことが分かっています。
ゼロにはならなくても、禁煙をすることで、リスクを下げることはできますので、ぜひ禁煙に取り組んでみてほしいと思います。
⑤ 味覚・嗅覚が戻り、食事が美味しくなる
意外と見落とされがちですが、これは実感しやすいメリットです。
タバコは、舌や鼻の感覚を鈍らせます。ですが、禁煙すると、これが回復してくることが多いんです。
「ご飯の味がはっきり分かるようにあった」
「コーヒーの香りが違うように感じる」
そんな声、禁煙を達成した方から、実際によく聞きます。
毎日の食事が楽しみになるのは、生活の質としてかなり大きいですよね。
⑥ 周囲への影響がなくなり、人間関係がラクになる
これは健康面だけでなく、生活面の話です。
・家族の受動喫煙
・衣服や髪のニオイ
・喫煙場所を探すストレス
禁煙すると、これらが一気に消えます。
「家族や子どもから注意されなくなった」
「職場で気を遣わなくてよくなった」
こうした声も、実際には大切じゃないでしょうか?
⑦ 医療費・タバコ代が減り、将来の安心につながる
タバコ代、年間で考えたことはありますか?
1日1箱でも、年間で10万円以上。
さらに、喫煙関連の病気が増えれば、医療費もかさみます。禁煙は、健康への投資であり、将来への保険でもあるんです。
最後に
禁煙で得られるメリットは、未来の話だけではありません。今日、今週、今月から実感できる変化があります。
タバコは吸い続けることで、確実に体に悪影響を及ぼします。禁煙したいと思った今が、禁煙に取り組むタイミングです。
当院では禁煙外来を行っています。禁煙希望の方は、ぜひ名古屋市天白区にあります元八事ファミリー内科クリニックまで
気軽に相談にきてください。
記事監修:元八事ファミリー内科クリニック 院長 浅野貴光(呼吸器専門医、医学博士)
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