花粉症の対応はお早めに
「花粉症はつらくなってから」では遅いんです
こんにちは。元八事ファミリー内科クリニックの浅野です。
毎年この時期になると、徐々に花粉症の治療を希望される患者さんが増えてきます。
治療のタイミングは人それぞれなんですが、花粉症は、実は症状が強く出てから治療を始めるよりも、「症状が出る前」「出始め」から対応することが、実はとても大切なんです。
鼻水やくしゃみ、目のかゆみだけでなく、頭が重い、集中できない、夜よく眠れない…。
花粉症は生活の質(QOL:日常生活の快適さ)を確実に下げてしまいます。だからこそ、花粉症対策は、できるだけ早期にやったほうがいいんです。今回のブログでは、「花粉症の対応は、できるだけ早めに」始めたほうがいい理由について、説明をしていきたいと思います。
花粉症は「アレルギー反応」です
花粉症は、体の中の免疫(ウイルスや細菌から守る仕組み)が、花粉に対して過剰に反応してしまう病気です。
花粉が鼻や目に入ると、ヒスタミンという物質が出て、鼻水・くしゃみ・目のかゆみが起こります。
この反応、実は一度強く出てしまうと、しばらく続きやすいんです。
「今年は軽そうだから様子を見よう」と我慢しているうちに、ある日突然つらくなる。
これが花粉症の怖いところなんですね。
なぜ「早めの治療」が大切なのか
① 症状が出にくくなる
花粉が本格的に飛び始める前、もしくは症状が軽いうちから薬を使うことで、
アレルギー反応そのものを抑えやすくなります。
結果として、ピーク時でも症状が軽く済むことが多いんです。
② 薬の量を抑えられる
症状がひどくなってからだと、どうしても薬の種類や量が増えがちです。
早めに対応しておくと、トータルとして薬の量が少なくて済むケースも多いです。
③ 仕事や学校に影響しにくい
「会議中に鼻水が止まらない」「授業に集中できない」
このような経験を毎年されている方、多いのではないでしょうか?
花粉症に対して早めに治療を行うことは、仕事や学校などの日常生活を守るための準備でもあるんです。
花粉症治療の考え方
花粉症は鼻水や目のかゆみといった症状が中心ですが、実際の診療では、咳が続いたり、のどに違和感が出たり、ぜんそく症状(息苦しさ)を感じる方も少なくありません。だからこそ、症状の出方や生活背景を丁寧に伺いながら、その方に合った治療を一緒に考えていくことが大切なんです。
薬は「その人に合ったもの」を
一口に花粉症の薬と言っても、
・眠くなりにくいもの
・鼻水を止めるのが得意なもの
・鼻づまりに強いもの
それぞれ特徴があります。
「眠くなるのは困る」「運転がある」「夜だけつらい」
こうした患者さんの言葉を大切にしながら処方するように心がけています。
点鼻薬・点眼薬も上手に使います
内服薬(飲み薬)だけでなく、点鼻薬や点眼薬を併用することで、少ない負担でしっかり効かせることができます。
「花粉症+咳」は要注意です
花粉症の時期になると、「咳が長引く」という相談が増えます。
これ、実は花粉が原因で気道(空気の通り道)が過敏になっていることも多いんです。
「毎年この時期に咳が出る」という方は、ぜひ早めにご相談ください。
最後に
花粉症は、「毎年つらいものだから仕方ない」と我慢する病気ではありませんし、症状がひどくなってから慌てて対処するものでもないんです。少し早めに治療を始めるだけで、春の過ごしやすさは大きく変わります。鼻や目の違和感、咳、息苦しさなど、花粉症かな?と思う症状があれば、どうぞ気軽に元八事ファミリー内科クリニックへご相談ください。
記事監修:元八事ファミリー内科クリニック 院長 浅野貴光(呼吸器専門医、医学博士)
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