メディカルダイエット中、いかに筋肉量を維持して痩せるか
メディカルダイエット中、いかに筋肉量を維持して痩せるか
こんにちは。元八事ファミリー内科クリニックの浅野です。
メディカルダイエットを2026年1月に開始して以来、多くの方に問いあわせをいただいたり、受診をしていただいたりしています。
なので、メディカルダイエットに関する情報については、適宜ブログにて追加情報を発信していきたいと思っています。
ダイエットを始めると、どうしても体重の数字が気になりますよね。
「1kg減った」「今月は順調」。その気持ち、とてもよくわかります。
ただ、大事な点がもう一つあります。
それは、何が減ったのかという点。
脂肪が減ったのか、それとも筋肉が減ってしまったのか。
この違いで、数か月後、数年後の体は大きく変わることもあるんです。
そこで今回のブログでは、体重を減らしながらも筋肉量は維持したほうがいい、ということについて、お伝えしていきたいと思います。
なぜダイエット中に筋肉が落ちやすいのか
減量で最初に分解されやすいのは脂肪ではない
食事量を減らすと、体はエネルギー不足の状態になります。
そのとき体が真っ先に行うのが、筋肉を分解してエネルギーを作り出す反応なんです。
これは糖新生(とうしんせい:筋肉などを分解して糖を作る仕組み)と呼ばれます。
つまり、ダイエットの初期ほど、脂肪より先に筋肉が削られやすい。
この事実は、意外と知られていませんが、とても大切なことなんです。
筋肉が減ると起こる体の変化
筋肉は、見た目を引き締めるだけの存在ではありません。
- 基礎代謝(何もしなくても消費されるエネルギー)が下がる
- →以前より太りやすくなる
- →リバウンドしやすくなる
- →疲れやすく、体力が落ちる
「体重は減ったのに、なんだか元気が出ない」
そんな声を耳にする背景には、筋肉量の低下が隠れていることも多いんです。
40歳以降は筋肉が減りやすいという現実
サルコペニアを意識することが大切
40歳を過ぎると、特別な病気がなくても筋肉は少しずつ減っていきます。
これをサルコペニア(加齢による筋肉量低下)といいます。
ここに無理な食事制限が重なると、筋肉は一気に落ち込みやすくなる。
「若い頃と同じ方法で痩せなくなった」と感じる理由の一つです。
メディカルダイエットの基本は順番にあります
メディカルダイエットというと、薬の話から始まると思われがちですが、実際は逆です。
土台は食事と運動。
そのうえで、どうしても越えられない壁があるときに、薬物療法を組み合わせていくのが理想なんです。
① 食事療法:筋肉を守るための食べ方
タンパク質は意識しないと足りません
筋肉の材料になるのがタンパク質です。
目安は、体重1kgあたり1.2〜1.5g。
体重60kgの方なら、1日72〜90g。
意識しないと、ほとんどの方が不足します。
肉・魚・卵・大豆製品などを、1食ごとに分けて摂る。
この積み重ねが、筋肉を守るためには大切になるんです。
また、タンパク質が減ってしまうと、基礎代謝も減ってしまいます。そうすると、体重もなかなか減らないという悪循環になってしまうことにもつながります。
野菜・きのこ・海藻は脇役ではありません
ビタミンやミネラルは、筋肉を作る現場を支える存在です。
不足すると、せっかく摂ったタンパク質もうまく使われません。
なので、ダイエット中も野菜やキノコ類、海藻類などは積極的に取ってほしいと思います。
② 運動療法について
レジスタンス運動は必須
重たい器具は必要ありません。
- スクワット
- かかと上げ
- 椅子からの立ち座り
大切なのは、筋肉に刺激を入れることです。
このレジスタンス運動を取り入れてもらうことで、筋肉量が守られやすくなります。
有酸素運動はやりすぎない
ウォーキングや自転車も大切ですが、有酸素運動だけに偏ると筋肉は減りやすくなります。
筋トレ+軽めの有酸素運動。
この組み合わせが、現実的で続けやすい方法だと思います。
よくある誤解:体重が減れば成功?
体重が減っただけでは、ダイエットが成功したとは言えません。
筋肉が保たれているか。
体調を崩していないか。
続けられる方法か。
これらを維持して、無理ないダイエットを続けることが、大切なんです。
最後に
元八事ファミリー内科クリニックでは、できるだけ体に無理をさせないメディカルダイエットを提案していきたいと思います。
そのうえで、筋肉量を維持していくことは、とても大切なことです。
ぜひこれからダイエットをしてみたいという方は、参考にしてみてください。
名古屋市天白区にあります元八事ファミリー内科クリニックでは、マンジャロ、リベルサスによる肥満外来(メディカルダイエット)を行っています。
興味がある方はどうぞお気軽に当院までお問い合わせいただければと思います。
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