今日からできる、花粉対策のセルフケア方法
花粉症は「外に出た瞬間」から始まっています
こんにちは。元八事ファミリー内科クリニックの浅野です。
毎年この時期になると、
「薬は飲んでいるのに、外に出ると一気につらくなるんです」
「家に帰ってからも鼻水が止まらなくて…」
といった声を、本当によく耳にします。
実はこれ、治療が足りない場合ももちろんありますが、それだけが原因ではありません。
花粉をできるだけ体に入れないための工夫が、思った以上にできていないケースも、意外と多いんです。
花粉症は、「薬」と「セルフケア」の両輪がそろって、はじめて楽になります。
そこで今回のブログでは、私が普段、患者さんにもお伝えしている、今日からできる現実的な花粉対策のセルフケア方法について、わかりやすく書いてみたいと思います。
① 花粉飛散情報を味方につける
まず一番大切なのが、「今日は花粉が多い日なのか」を知ることです。tenki.jpなどのサイトでは、その年の花粉飛散予測や、当日の飛散状況を簡単に確認できます。
「なんとなく毎日同じ対策」ではなく、多い日だけ対策を一段階強化する。 これだけでも症状はかなり違います。
一般的にスギ花粉は2〜4月、ヒノキ花粉は3〜5月がピークとされていますが、年によって前後します。 だからこそ、情報をチェックする習慣がとても大切なんです。
② 花粉が多い日の外出は「完全防備」が基本
「仕事があるから外出を控えるのは無理」という方がほとんどだと思います。
そこで大切なのは、避けるのではなく、減らすことなんです。
マスクとメガネは必須
外出時はマスク、そして可能であればメガネを使ってください。例えば、JINSの花粉対策メガネは、一見普通のフレームなのに、 実はゴーグル状になっていて、目に入る花粉をしっかり減らしてくれます。
「見た目が気になる」という声もありますが、最近のものは自然な見栄えのものも増えてきています。 目のかゆみが強い方には、ぜひ一度試してほしい対策です。
③ 服選びで花粉の持ち込みを防ぐ
意外と見落とされがちなのが衣服です。 ウールやフリースなど、表面が毛羽立った素材は花粉が非常につきやすいんです。
花粉が多い日は、できるだけツルっとした素材の上着を選んでください。 「症状がひどい日は、なぜか家の中でもつらい」という方は、 服が原因になっていることも少なくありません。
④ 帰宅時のルーティンが症状を左右する
これは本当に重要です。帰宅したら、玄関に入る前に衣服や髪をしっかり払ってください。 そのままリビングに直行するのは、花粉を家中にばらまいているのと同じなんです。
さらに、可能であれば次のセットを習慣にしてください。
- 洗顔
- 洗眼(目を洗うこと)
- うがい
- 鼻をかむ
「そこまでやる必要ありますか?」と聞かれることもありますが、 これをやるかどうかで、夜の症状、翌朝のつらさが大きく変わります。
⑤ 窓の開け方にもコツがあります
花粉が多い日は、できるだけ窓や戸を閉めておきましょう。 ただし、換気は必要です。
その場合は、窓を少しだけ開け、短時間で済ませるのがポイントです。 「一日中換気しない」のではなく、「入れない工夫をしながら換気する」。 このバランスが大切なんです。
⑥ ふとん・洗濯物の外干しは控える
天気がいいと外に干したくなりますよね。でも、花粉が多い日は要注意です。 ふとんや洗濯物は、花粉を大量に吸着します。
症状が強い時期は、部屋干しや乾燥機を上手に使ってください。 「夜になると急につらくなる」という方は、寝具が原因になっていることも多いんです。
⑦ 掃除は「場所」を意識する
掃除は毎日できなくても大丈夫です。 ただし、やるなら窓際を重点的に。 ここは花粉がたまりやすい場所です。
床に落ちた花粉は、歩くだけで舞い上がります。 鼻や目の症状がなかなか改善しない方には、 掃除の仕方を少し変えるだけで楽になるケースもよくあります。
最後に
花粉症は、早めに対処するほど症状が楽になります。
つらい時期だけ、花粉の飛散シーズンに合わせて薬を使うというのは、とても大切な選択です。ただ、花粉症対策はそれだけではありません。日常生活の中でできる工夫を重ねることで、症状をさらに和らげることができるんです。
名古屋市天白区の元八事ファミリー内科クリニックでは、アレルギー専門医として、花粉症の症状や生活スタイルに合わせた診療を行っています。少しでも花粉症の症状によるつらさを感じたら、ぜひ一度元八事ファミリー内科クリニックまでご相談いただければと思います。
記事監修:元八事ファミリー内科クリニック 院長 浅野貴光(呼吸器専門医、医学博士)
院長のプロフィールはこちらから
