睡眠時無呼吸症候群に気づくためのポイントとは?
「もしかして…」と感じたら読んでほしい
睡眠時無呼吸症候群に気づくポイント
こんにちは。元八事ファミリー内科クリニックの浅野です。
みなさんは、「睡眠時無呼吸症候群」という病気について、一度は聞いたことがあると思います。また、「いびきがうるさいと言われた」「寝ても疲れが取れない」「日中、強い眠気がある」という症状を感じたことがある方も、多いのではないでしょうか。
睡眠時無呼吸症候群は、気づくことができれば、きちんと対処できる病気です。 そこで今回のブログでは、睡眠時無呼吸症候群気づくための具体的なポイントについて、少し取り上げて書いてみたいと思います。
睡眠時無呼吸症候群とは
どんな状態なのか
睡眠時無呼吸症候群とは、眠っている間に呼吸が何度も止まったり、浅くなったりする病気です。 医学的には「10秒以上の無呼吸や低呼吸が1時間に5回以上起こる状態」と定義されていますが、難しく考えなくて大丈夫です。
簡単に言うと、「寝ている間に呼吸が止まっているせいで息苦しい状態が繰り返され、体も脳も十分に休めていない」状態だと理解してください。
睡眠時無呼吸症候群に
気づくための具体的なポイント
睡眠時無呼吸症候群は、いくつもの小さなサインを出しています。 一つひとつは些細に思えても、いくつか当てはまる場合は、ぜひ立ち止まって考えてみてください。
① しっかり寝たはずなのに、朝から疲れている
「7時間、8時間は寝ているのに、朝から体が重い」 「寝た感じがしない」 こうした感覚は、睡眠時無呼吸症候群の代表的なサインです。
眠っている間、呼吸が止まるたびに脳は目を覚ましています。 本人は覚えていませんが、体や脳がずっと緊張状態にあり、休めていないんです。
② 朝の頭痛・口の渇き・のどの違和感
朝起きたときに、頭が重い、口やのどがカラカラに乾いている。 これは、夜間に口呼吸になり、酸素が不足しているサインかもしれません。
「寝起きが悪いのは体質」と思い込んでいる方も多いですが、原因がはっきりすることも少なくありません。
③ 日中の眠気が強く、我慢できない
・会議中に意識が飛ぶ
・テレビや映画を見ているとすぐ寝てしまう
・運転中にヒヤッとしたことがある
昼食後の眠気とは違い、「自分でも異常かもしれない」と感じる眠気は要注意です。
④ いびきが「途中で止まる」と言われたことがある
いびきの大きさよりも大切なのは、その質です。
・急に静かになり、その後大きく息を吸う
・苦しそうな呼吸をしている
・いびきが不規則
ご家族から「息が止まっていて心配になった」と言われたことがあれば、それは重要なサインなのかもしれません。
⑤ 夜中に何度も目が覚める・トイレに起きる
睡眠時無呼吸症候群では、無呼吸のたびに体が覚醒し、睡眠が細切れになります。
夜間頻尿(夜中に何度もトイレに行く)も、実は関連していることがあるんです。
⑥ 鼻づまりやアレルギー性鼻炎が続いている
慢性的な鼻づまりが無呼吸を悪化させているケースもあります。鼻が通らないと、気道(空気の通り道)が狭くなり、無呼吸が起こりやすくなるんです。
⑦ 高血圧や糖尿病がなかなか改善しない
生活習慣病が治療中なのにコントロールが難しい場合、 背景に睡眠時無呼吸症候群が隠れていることがあります。
検査は思っているより
負担が少ないシンプルな検査です
「検査が大変そう」「入院が必要なのでは」と不安に思われる方も多いですが、 実際にはご自宅で行える簡易検査から始められます。
一晩装置をつけて眠るだけ。 元八事ファミリー内科クリニックでは、睡眠時無呼吸症候群の疑いがある方に対して、積極的にこの簡易検査というものをお勧めしています。
「気になった今」が、受診のタイミングです
睡眠時無呼吸症候群は、気づくことが一番治療への近道です。
「これくらいで受診していいのかな」 そう思われる方もいるかと思いますが、ぜひ遠慮しないで一度お話を聞かせてほしいと思っています。検査をして問題なければ安心できますし、 もし見つかれば、これからの生活を大きく変えられる可能性があります。
眠りが変わると、毎日が変わります。 気になる症状があれば、どうぞお気軽に、元八事ファミリー内科クリニックへご相談いただければと思います。
記事監修:元八事ファミリー内科クリニック 院長 浅野貴光(呼吸器専門医、医学博士)
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