インフルエンザの流行が、静かにB型へ移っています
インフルエンザの流行が、静かにB型へ移っています
こんにちは。元八事ファミリー内科クリニックの浅野です。
最近天白区近隣の小中学校、および名古屋市全体においても、学級閉鎖や学年閉鎖が相次いでいるようです。
ニュースを見て、「まだ流行っているんだ」と感じた方も多いのではないでしょうか。
実は今、インフルエンザの流行の中心が変わっています。 少し前まではA型が主流でしたが、年明け以降、目立って増えているのがインフルエンザB型です。
「もうA型にかかったから安心」 そう思っている方ほど、注意が必要な時期なんです。
インフルエンザB型は、気づきにくい
インフルエンザと聞くと、高熱が出て、体中が痛くなる。 そんなイメージを持っていませんか。
それは主にインフルエンザA型の特徴でることが多いです。 実はB型は、少し顔つきが違います。
インフルエンザA型に多い症状
- 突然の高熱
- 強いのどの痛みや咳
- 関節や筋肉の痛み
「これはインフルエンザだ」と自分でも気づきやすい症状ですよね。
インフルエンザB型に多い症状
- 38度前後の発熱、または微熱
- 腹痛、下痢、吐き気
- 食欲が出ない、なんとなく元気がない
咳や鼻水が目立たず、「お腹の風邪かな」と思われやすい(→胃腸風邪に似た症状)。 これが、B型のやっかいなところです。
「熱が高くない=軽い」ではありません
外来でよく聞くのが、 「高熱じゃないから様子を見ていました」という言葉。
確かに、B型はA型ほどの高熱が出ないことがあります。 でも、症状が軽いわけではありません。
だるさが長引いたり、食事がとれずに体力を落としたり。 特にお子さんや高齢の方では、回復に時間がかかることもあります。
A型にかかった人も、B型にはかかります
これはとても大切なポイントです。
インフルエンザA型とB型では、免疫が別。 A型にかかった経験があっても、B型は防げません。
実際に、 「この冬、2回目のインフルエンザです」 そう言って受診される方もいます。
こんなときは、インフルエンザB型を疑ってください
- 学校や職場でインフルエンザが流行している
- 微熱が続いている
- 腹痛や下痢、吐き気がある
- 体が重く、いつもと違うだるさがある
上記に該当する場合には、早めにクリニックに来てもらったほうがいいかと思います。
受診が遅れると、どうなるか
受診が遅れることで、こんなことが起こりやすくなります。
- 症状が長引く
- 脱水になりやすい
- 家族や周囲に感染が広がる
- インフルエンザの治療の機会を脱する ← インフルエンザの治療は、基本的には48時間以内に開始しないと効果がありません。
治療と過ごし方の基本
治療の中心は、抗インフルエンザ薬と十分な休養。 そして、水分補給です。
無理をして動き続けると、回復のスピードが落ちます。 なので、体調が悪いときには、とにかく自宅に安静にして過ごしてほしいです。
感染対策は、もうしばらく続けてください
インフルエンザウイルスは、乾燥した環境が大好きです。
- 手洗い
- マスク
- 室内の加湿
- 体を冷やさない工夫
「もうピークは過ぎたかな」と感じる今だからこそ、これらの感染予防対策をすることが大切になってきます。
最後に
1月末から2月にかけて、今シーズンのインフルエンザB型は最後の山を迎えそうです。
特にインフルエンザB型は、ここにきて患者数が少しずつ増えてきています。周囲でインフルエンザにかかり、学校や職場を休まれる方も、今後さらに増えるかもしれません。
どうか日頃から体調管理を意識してお過ごしください。
少しでも「いつもと違うな」と感じることがあれば、天白区にある元八事ファミリー内科クリニックまで、気軽にご相談いただければと思います。
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