MCIスクリーニングとは
MCIスクリーニングは、将来的な認知症の前段階である「軽度認知障害(MCI)」のリスクを評価する検査です。 日常生活に大きな支障はないものの、記憶力や判断力にわずかな変化が現れ始める段階を客観的に捉えることを目的としています。
「年齢のせい」「疲れているだけ」と見過ごされやすい脳の変化を、早い段階で可視化することで、将来の認知症予防や早期対応につなげることが可能になります。
MCI(軽度認知障害)とは
MCI(Mild Cognitive Impairment:軽度認知障害)とは、加齢による物忘れと認知症の中間に位置する状態です。 本人や周囲が「少しおかしいかも」と感じることはあっても、日常生活はほぼ自立して送ることができます。
しかし、MCIの状態を放置すると、年間10〜15%が認知症へ進行すると報告されており、早期発見と対策が非常に重要とされています。
なぜMCIの早期発見が重要なのか
認知症は発症してから治療を始めるよりも、「発症前」または「ごく初期」に介入することで、進行を遅らせられる可能性が高いことが分かってきています。
MCIの段階で生活習慣の改善や、必要に応じた医療的サポートを行うことで、 認知機能の維持・改善が期待できるケースも少なくありません。
「まだ大丈夫」が一番の落とし穴
自覚症状が軽いため受診が遅れがちですが、MCIは「今後の脳の状態を変えられる最後のチャンス」とも言われています。 気になる段階で評価することが、将来の安心につながります。
MCIスクリーニングの特徴
- 現在の認知機能低下リスクを客観的に評価
- 症状が軽いうちから将来の変化を見据えた判断が可能
- 健康診断では評価されにくい「脳の変化」に着目
- 検査結果に基づき、次の行動が明確になる
「診断」ではなくリスク評価を目的とした検査のため、気軽に受けていただける点も大きな特徴です。
検査の流れ
- 受付・簡単な問診
- 採血
- 解析・評価
- 結果説明と今後のアドバイス
検査結果をもとに、生活習慣の見直しや、必要に応じた追加評価・フォローをご提案します。
このような方におすすめ
- 最近、物忘れが増えたと感じる方
- 家族に認知症の方がいる
- 将来の認知症が不安な方
- 脳の健康を早めにチェックしておきたい方
- 健康診断では異常がないが不安が残る方
症状がはっきりしていない段階でも、将来に備えた評価として受検する価値があります。
まとめ
MCIスクリーニングは、「今の脳の状態」を知り、「将来に備える」ための検査です。 認知症は突然起こるものではなく、気づかないうちに少しずつ進行していきます。
早い段階で脳の変化を捉えることで、できる対策は大きく広がります。 将来の安心のために、一度ご自身の認知機能リスクをぜひ確認してみてください。
よくある質問
MCIスクリーニングで認知症の診断はできますか?
MCIスクリーニングは認知症の確定診断を行う検査ではありません。 現在および将来的な認知機能低下のリスクを評価するためのスクリーニング検査です。
症状がなくても受けた方がよいですか?
はい。自覚症状がない、または軽い段階で評価することに大きな意味があります。 予防的な視点での受検をおすすめしています。
検査費用はいくらですか?
MCIスクリーニング検査の費用は 26,000円(税込) です。 自費検査となりますが、将来の認知症予防につながる重要な評価となります。
