心不全マーカー検査(NT-proBNP)とは?
心不全は、高齢化とともに患者数が増加している疾患であり、 初期の段階では「年齢のせい」「体力低下」と見過ごされやすいのが特徴です。NT-proBNP検査は、血液中のホルモン値を測定することで、 心臓にどの程度の負担がかかっているかを客観的に評価できる検査です。
NT-proBNPとは何か
心臓の負担を数値で可視化する指標
NT-proBNPは、心臓の筋肉が引き伸ばされた際に分泌される物質です。 心臓に負荷がかかるほど血中濃度が上昇するため、心不全の有無や重症度を判断する重要なマーカーとして広く用いられています。
症状が出る前の変化も捉えられる
自覚症状がはっきりしない初期の心不全や、 将来的に心不全を起こしやすい状態でもNT-proBNPは上昇することがあり、「今の心臓の状態」を知るためのスクリーニング検査としても有用です。
NT-proBNP検査でわかること
心不全の可能性
息切れ、動悸、むくみなどの症状が心臓由来かどうかを判断する手がかりになります。
心臓への負担の程度
数値が高いほど心臓にかかる負担が大きい可能性があり、 生活習慣の見直しや追加検査の必要性を判断する材料になります。
こんな方におすすめの検査です
- 階段や坂道で息切れしやすくなった
- 足のむくみや体重増加が気になる
- 高血圧・糖尿病・脂質異常症がある
- 心疾患の家族歴がある
- 将来の心不全リスクを早めに確認したい
NT-proBNP検査の特徴
採血のみで実施できる簡便な検査
NT-proBNP検査は通常の採血で行えるため、 短時間で身体への負担も少なく実施できます。
健康診断のオプションとしても有用
心電図や胸部レントゲンでは異常が出にくいケースでも、 心臓の負担を数値として把握できる点が大きな特徴です。
心不全マーカー検査(NT-proBNP)に関するよくある質問
NT-proBNP検査とはどのような検査ですか?
NT-proBNP検査は、血液中のNT-proBNPというホルモンの値を測定し、 心臓にどの程度の負担がかかっているかを評価する検査です。 心不全の早期発見や重症度評価に広く用いられています。
どのような症状があると受けたほうがよいですか?
息切れ、動悸、足のむくみ、疲れやすさなどがある場合には、 心臓に負担がかかっている可能性があります。 症状が軽くても、将来の心不全リスク評価として有用な検査です。
検査前に食事制限や運動制限は必要ですか?
特別な食事制限や運動制限は必要ありません。 普段通りの生活のままで検査を受けていただけます。
保険診療でNT-proBNP検査を受けることはできますか?
息切れやむくみなどの症状がある場合や、 高血圧・心疾患などの基礎疾患があり、 医師が必要と判断した場合には 保険診療として検査を行うことが可能です。
自費で受ける場合の費用はいくらですか?
自費診療で受ける場合の検査費用は 2,700円(税込) です。 健康診断のオプション検査としても追加可能です。
NT-proBNPの数値が高いと必ず心不全ですか?
数値が高い場合、心臓に負担がかかっている可能性は高くなりますが、 必ずしも心不全と確定するわけではありません。 年齢や腎機能などの影響も受けるため、 必要に応じて心エコーなどの追加検査を行います。
